LINE公式アカウント(旧LINE@)とは?
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LINE公式アカウントとは

LINE公式アカウントは、企業や店舗がマーケティングの一手段として用いている公式アカウントです。公式アカウントを用いることで、友達になった顧客にいち早くクーポンやイベントのお知らせを届けることができるだけでなく、LINE独自のクーポンやアンケートツールを使用し、販売促進や配信の効果を分析することができます。現在、公式アカウント数は300万件以上にのぼり、顧客側の約半数近くがクーポンやキャンペーン応募などをしており、マーケティング効果の高いツールとして人気になっています。

多数のユーザーにアプローチできる

LINE公式アカウントを用いることで、より多数のユーザーにアプローチすることが可能です。メールだと、迷惑メールに分類されてしまったり、気づかれないというデメリットがありますが、公式アカウントはブロックされていない限り、一度友だちになれば確実にユーザーに通知が届きます。また、LINEの登録者数は、2020年3月時点で8400万人にも上ります。この結果、従来のマーケティング方法よりもより多くのユーザーに知ってもらうことが出来るのです。

業種・会社の規模を問わずに開設できる

LINE公式アカウントは、業種や会社規模問わず自由に誰でも開設ができます。LINE公式アカウントには、LINE社によって認証された「認証アカウント」と「非認証アカウント」があり、「非認証アカウント」は数分の作業で無料で手軽に作ることができるので、ハードルが低く誰でもすぐに持つことができるのです。この結果、現在公式アカウント数は300万以上にものぼり、業種も飲食店・美容室・塾・保険会社・個人店舗など、実に様々な会社が公式アカウントを持っています。

多数の目的で利用できる

LINE公式アカウントでできることは多岐にわたり、会社によってその目的も様々です。メッセージ機能による顧客との信頼関係構築も可能ですし、動画やお得なクーポンツールを作成して販促につなげる目的でも使うことができます。今まで電話予約だったものをLINE予約に変えた結果、売り上げが30%以上アップした飲食店もあります。このように、LINE公式アカウントの使用用途は様々です。ぜひその可能性を模索し、効果の高い使用方法を考えてみてください。

LINE公式アカウントでできること

LINE公式アカウントでできることはたくさんあります。ここでは具体的に、マーケティング効果の高い使用方法を5つご紹介します。

メッセージの配信

LINE公式アカウントを用いて、直接顧客にメッセージを配信することができます。キャンペーンやイベントなどのお知らせを、一斉に友だちに送信することが可能です。また、性別や住所といったセグメントに分けて配信することもできます。それぞれの属性に合ったメッセージを送信できることから、LINE公式アカウントの機能としては欠かせないものです。

チャット機能

LINE公式アカウントの「LINEチャット」を用いて、普段、LINEでコミュニケーションしているように、顧客と直接会話をすることができます。顧客一人一人に丁寧なコミュニケーションサポートが実現できるという点でとても便利なツールです。チャットを上手に活用したことで、顧客との信頼関係構築に成功し、リピーター率を60%まで上げられた美容室もあります。より一人一人のお客様とコストの少ないやり方で信頼関係を築きたいという会社は活用すべきでしょう。

自動応答メッセージ機能

LINE公式アカウントには、個別にチャットできる機能もありますが、他の仕事をしているときに返信が遅れてしまうときもあります。そんな時に活用できるのが「自動応答メッセージ機能」です。ユーザーからの特定のキーワードに対し、あらかじめ設定した自動メッセージを送信できます。また、AI応答メッセージという、キーワードを設定しなくてもAIが最適なメッセージを作成して送信してくれる機能もあります。24時間365日対応可能になるのと、一つ一つのメッセージに時間をかけなくて済むので、使用側・顧客側両方にとってもメリットが大きいツールです。

クーポン配信・抽選機能

実際の店舗で利用できるクーポンや、オンライン通販で利用できるクーポンを発行し配信できます。
また、クーポン機能の一部に「抽選」機能もあり、抽選に挑戦して当たればクーポンがもらえるものもあります。こちらはゲーム感覚でユーザーも楽しんで参加することができます。クーポンは友だち追加時、抽選はイベント配信時など、タイミングを見定めて効果的に配信することで高い効果を得ることが出来る機能です。管理画面でその効果も測定できるので、積極的に活用したい機能の一つです。

ショップのスタンプカード機能

ショップのスタンプカード機能は、来店や商品購入時などに与えるポイントをLINE上で発行し、また管理できるシステムです。従来ショップカードは紙媒体が主流でしたが、ユーザー側は紙を持つ必要もなく、店舗側もカードの作成費用を削減できます。このカード機能をうまく活用したことで、ある温泉施設では、折り込みチラシを作る必要がなくなり、また課題であった若年層へのアプローチにも成功しています。ユーザーは、ポイントカードを作成するには友だちになる必要があるので、友だちを増やしたいという時に効果が期待できる機能です。

LINE公式アカウントのメリット

LINE公式アカウントを持つことで、LINEが持つ独特の様々なメリットを受けることが可能です。そのメリットを以下に3つご紹介します。

LINEの利用者が多い

まず、LINEは他のSNSサービスと比較してユーザー数が非常に多いということが特徴です。ユーザー数は2020年時点で8600万人と、日本人口のおよそ67%の人々が利用しています。これほどの巨大なSNSツールをマーケティングに用いない手はありません。企業の努力次第で、いくらでもユーザー数の獲得や、ひいては売り上げの効果が狙えるツールなのです。

年齢層が幅広い

LINEは、ユーザー数が多いだけでなく、使用しているユーザーの年齢層も幅広いのが特徴です。そのため企業側からしても、全国にいるターゲットとなる年齢層にアプローチすることができます。その効果は、地道にオフラインで顧客を増やす取り組みをしているよりもはるかに高いと言えるでしょう。

LINEは1日あたりにアプリを開く人が多い

LINEは他のSNSと比較して、1日当たりにアプリを開く人が多いツールです。LINEに関するデータによれば、LINEを一日に開く回数は1~5回が半数を占めています。また、通知機能をオンにしている人も多いので、タイミングと回数を見定めれば、より高い確率で配信したメッセージやクーポンに気が付いてもらえるのです。

LINE公式アカウントのデメリット

多数のメリットがあり、ビジネスには強力なサポートツールになるLINE公式アカウントですが、一方でデメリットもあります。活用することで、デメリットもよく知っておく必要があります。ここでは3つのデメリットについてご紹介します。

過度な配信をするとブロックされる

自身のことをより多く知ってもらいたいからといって、過度な配信をすると、途端にブロックされる確率が高まります。理由は単純に煩わしいからです。なかなか目標友だち数に届かない場合は、自身の公式アカウントがブロックされていないかチェックしてみましょう。また、定期的に、配信回数・頻度の見直しもするようにし、ユーザーと適切な距離を保つことが大切です。

友達を増やさなければ意味がない

LINE公式アカウントを開設しても、肝心の友だちを増やさないと意味がありません。そのためには、まず企業が、自身のアカウントを持っていることを知ってもらう必要があります。店舗のレジ前などに、友だち追加でQRコードを提示させておいたり、他のSNSなどで知らせるようにしたりするなどの周知活動のほか、友だち限定クーポンなど、より「友だちになりたい」との気持ちを顧客に持たせることがカギとなります。そうすることで、地道に友だち数を増やすようにしましょう。

配信数によっては料金がかかる

基本無料で利用できるLINE公式アカウントも、配信数によっては料金がかかってしまうので注意が必要です。フリープランでは、毎月1000通まで無料で送ることができます。もしそれ以上メッセージを送りたい場合は、有料のライトプランかスタンダードプランを利用するようにしましょう。

LINE公式アカウントの運用のコツ

上述しているように、LINE公式アカウントには、実にマーケティングに使える様々な機能や、LINE独自のメリットがありますが、その選択肢が多い分、効果的に運用していくにはいくつかのコツがあります。ここではそのコツについて3つご紹介します。

配信の目的を明確にする

配信の目的を明確にしましょう。配信の目的を明確にすることで、LINE公式アカウントに携わるメンバーの意思決定に共通項が生まれ、運用がしやすくなったり、その目的の為に重視すべき数値も明確になります。例えば、新規の顧客の獲得を重視するならば、他のユーザー数、ブロック数の数値を同じく優先させる必要がなくなり、混とんとした運用を防ぐことができます。自社が何を目的にLINE公式アカウントを開設するのか、まずはそこから考えるべきといえます。

ターゲットが欲しいと思っている情報を配信する

ターゲットが欲しいと思っている情報を的確に配信していく必要があります。万が一、女性向けの内容を男性ユーザーに送ってしまったら、それだけで不信感につながってしまいます。それには、LINE公式アカウントのセグメント機能をうまく活用するだけでなく、常にターゲット層のトレンドを把握していくことが大切です。「この情報が欲しかったんだ!」と思ってもらえるようなメッセージを配信していきましょう。

配信数とブロック率に気をつける

配信数とブロック率にも気をつかう必要があります。配信数がやけに多かったり、興味のないメッセージ内容だとブロックされてしまうこともあります。配信が適切に行われないと、一方的なコミュニケーションツールになってしまうので、ユーザーにとって負担のない配信数、そして有意義と思われるような内容を保ちましょう。

LINE公式アカウントを運用している会社の事例

最後に、LINE公式アカウントを上手に運用し効果を上げている会社の事例を3つご紹介します。具体的な運用方法を知るために参考にしてください。

ベネッセではとある方法でブロック率を阻止している

ベネッセでは、顧客からの「2020年度からの新課程・新入試に伴う不安」を軽減すべく、LINE公式アカウントを導入。様々な工夫を凝らし、着実に友だち数を増やしていったものの、同時にブロック率の増加が課題でした。

そこで、公式アカウントの中でも、特に反応の良いユーザーのオーディエンスを作成する「クロスターゲティング」という手法を活用しました。結果、「本当に、新課程・新入試に関する情報を必要としているお客様」への集中アプローチが可能になり、ブロック率の減少に成功しました。

オルビスではユーザーとのコミュニケーションをLINEで完結

化粧品メーカーのオルビスは、2013年にLINE公式アカウントを開設して以来、新規顧客獲得から、リピート、ファン化に至るまですべてのコミュニケーションをLINEで完結することに成功しています。

友だちを増やすためにLINEプロモーションスタンプを18回にわたり出稿し、友だちになったユーザーに対しては、カルーセル形式のメッセージや、セグメント化したメッセージの配信を行うなど、効果的なコミュニケーションのための施策をいくつも行ってきました。現在の登録友だち数は3300万人と、大規模なプラットフォームを実現しています。

ZOZOTOWNでは自社ポイント付与によりID連携数2.6倍

ZOZOTOWNでは、自社アカウントとLINEアカウントを連携させることで、ZOZOTOWN内で利用できるポイントを付与する施策を行い、連携数アップに成功しています。ユーザーがID連携しやすいようなユーザー視点での導線を設計し、ID連携が完了すると即時にポイントを付与する仕組みにしました。

その結果、連携数は2020年7月時点において、昨年10月と比較し2.6倍にまで向上しました。自社の既存の仕組みとLINE公式アカウントをうまく統合させ活用した好例です。

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